A.D 2023 現在、日本では医療用大麻の使用を解禁し、使用に関する法律を規定しようとしてる現状だが、新たに使用罪の創設など、未だ、大麻は非合法植物で、指定薬物である。 世間の大麻に対するイメージは大きく変化しているとは言え、未だに、他のハードドラックと同じ”違法薬物”のイメージは強いし、現に逮捕される。このような人権問題とも関係するような現状で、この問題はどう進んで行くのか?そのプロセスを考察するこのシリーズ、第一回は、anandamide.green の合法化運動のコンセプトを語る。
”嗜好品大麻の合法化(非犯罪化)” がゴール
筆者の大麻合法化運動の歴史は長く、20年程遡る事が出来る。とは言え、筆者は運動家ではなく、音楽やアート上で、表現として大麻合法化を訴えていた一人である。
そして、この運動の目標は、”嗜好品大麻の合法化(非犯罪化)” がゴールであり、それが成し遂げられた時点で(その時の状況にもよるが)現時点では、この運動は成就したものとする。
では世界の現状と、それが日本に及ぼす影響を観てみよう。
世界では、特にアメリカの各州では合法化が続き、毎日のように現地メディアを賑わせ話題になっているが、その事が日本の合法化に影響があるかというとあまり大きな影響はないと言っていいだろう。それは同じアジアの国、タイの合法化も同じで、あまり大きな影響はない。現に、新たに使用罪の創設など、後退していると見ていいだろう。
ドイツの合法化の流れが、日本にも大きく影響するのではないか?
では、やはり日本の未来はこのまま暗いままなのか?筆者はそうとは思わない。様々な国が合法化する中で、今週SNSを賑わせた、ドイツの合法化の報道と、その流れが、日本にも大きく影響するのではないか?と見ている。
第2回では、その理由を考察したいと思う。