研究:カンナビジバリニック酸(CBDVA)がアブラムシを撃退し、天然の害虫駆除の選択肢となることが判明

anandamide.green投稿者:

コロラド州立大学、コーネル大学、米国農務省の研究者ら、カンナビジバリン酸(CBDVA)と呼ばれる希少カンナビノイドがアブラムシの個体数を大幅に減らすことを発見し、麻や大麻の作物に対する天然の殺虫剤として役立つ可能性があることを示唆した。

カンナビス研究ジャーナルに掲載され、国立医学図書館に保管されているこの研究では、科学者らがCBDVA含有量の異なるヘンプの遺伝子型を試験し、カンナビノイド系アブラムシとモモアカアブラムシに対する耐性を調べた。CBDVA含有量の低い植物ではアブラムシが著しく多く生息していたのに対し、CBDVA含有量の高い植物では害虫が劇的に少なく、トリコーム(植物の防御に役立つ毛状の構造物)が多く見られました。

CBDVAの役割をさらに確認するため、研究チームはアブラムシの餌にCBDVAを添加する給餌試験を実施しました。CBDVAを添加すると、カンナビスアブラムシの繁殖数は、無処理の餌では100匹以上いた幼虫が20匹未満に減少しました。モモアカアブラムシも同様の減少を示し、繁殖力は80%以上減少しました。

この研究結果は、CBDVAが天然の植物防御の役割を果たすだけでなく、特に合成農薬を使用しない有機農業システムにおいて、環境に優しい害虫駆除剤として開発される可能性があることを示唆しています。

Reference : Study: Cannabidivarinic Acid (CBDVA) Found to Deter Aphids, Offering Natural Pest Control Option
https://themarijuanaherald.com/2025/06/study-cbdva-pest-control/

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