米国のシフト勤務労働者150万人以上を対象にした調査に基づく新たな報告書によると、マリファナ販売店の従業員は国内で最も幸せで、仕事への満足度に関しては他のどの業界よりも優れていることが判明した。
人材管理プラットフォームDeputyが発表した2025年版Shift Pulseレポートは、2024年4月から2025年4月の間に提出された匿名の勤務終了時アンケートを分析しました。レポートでは、業種や州をまたいで従業員の士気を測定するために、「ネット幸福度スコア」と呼ばれる新しい指標を導入しました。調査対象となった全業種の中で、マリファナ、タバコ、電子タバコの小売業に従事する従業員がトップに立ち、従業員の約92%が仕事に「満足している」または「素晴らしい」と感じていると回答しました。
この数字は、大麻業界がケータリング、カフェやコーヒーショップ、歯科医院といった他の高業績産業を大きく上回っていることを示しています。一方、薬局、配達サービス、動物医療分野の従業員の幸福度は最も低く、薬局従業員の約14%が仕事に不満を抱いていると回答しています。
DeputyのCEO、シルビア・マルティネヴィッチ氏は、このデータは現場の従業員の意識を垣間見ることができる貴重な機会だと述べた。「シフト勤務者から直接話を聞く手段として始まったものが、今ではリアルタイムの従業員感情データを提供する信頼できる情報源へと進化しました」と彼女は述べた。「ビジネスリーダーたちは今、自社の事業状況だけでなく、業界ベンチマークや地域トレンドと比較した分析を行うために、当社の年次調査結果を頼りにしています。」
データは、勤務スケジュールの柔軟性と従業員の感情の間に強い関連性があることも示しています。ユタ州、サウスカロライナ州、バージニア州など、企業がより予測可能で柔軟なシフトオプションを提供している州では、全体的な士気が最も高いスコアを獲得しました。一方、ノースダコタ州、ニューメキシコ州、バーモント州の従業員は、全米で最も低いネット幸福度スコアを記録しました。
報告書は、より高い自主性、雇用の安定、包括的な職場文化を提供する業界が、従業員の士気と定着率の向上に効果を上げていることを示唆しており、その先頭に立っているのがマリファナ業界だと思われる。
Reference : Cannabis Industry Workers Are Happiest Among All Sectors, Says New National Workforce Report
https://themarijuanaherald.com/2025/06/cannabis-workers-happiest/