「Journal of Cannabis Research」に掲載された新しい研究によると、THCとCBDの粉末製剤は、従来の油ベースの滴剤に比べてカンナビノイドの生物学的利用能が2倍以上になることがわかりました。
この研究は、14名の健康な成人を対象に、THC 8mgとCBD 8mgを含む2種類の経口製剤(1つは標準的なオイルドロップ、もう1つは吸収を高めるために設計された自己乳化粉末)を投与しました。投与後、血液サンプルを採取し、血漿濃度と吸収率を測定しました。
結果は、粉末製剤は血中THC濃度の最大値を大幅に上昇させ、オイル滴剤ではわずか10.17 ng/mLであったのに対し、平均32.79 ng/mLに達したことを示しました。活性代謝物である11-OH-THCも顕著な増加が見られました。さらに、7-OH-CBDなどの主要代謝物は粉末投与時により早く高濃度に達し、ピーク効果発現までの時間は約4.7時間から1時間強に短縮されました。
「THC/CBD-SEパウダーは、オイルベースの滴に比べてカンナビノイドのバイオアベイラビリティと吸収率を大幅に改善し、治療効果を高める有望な経口投与方法を提供する」と研究は結論づけている。
調査の全文は、こちらでご覧いただけます。
Reference : Study: THC/CBD Powder More Than Doubles Cannabinoid Bioavailability Compared to Oil-Based Drops
https://themarijuanaherald.com/2025/06/study-thc-cbd-powder-more-than-doubles-cannabinoid-bioavailability-compared-to-oil-based-drops/