全国規模の分析により、米国の癌生存者のおよそ12人に1人がマリファナを使用しており、このグループでは一般人口よりも医療目的の使用がはるかに多いことが判明した。
JCO Oncology Practice誌に掲載されたこの研究は、行動リスク要因監視システムの大麻モジュールに回答した23州の8,200万人以上の成人の調査データを検証したものです。がんの既往歴を持つ600万人以上の回答者のうち、7.5%がマリファナの使用経験があると回答しました。この数字は一般人口の使用率12%より低いものの、がんサバイバーは医療目的でマリファナを使用する傾向が高く、一般人口の24.2%に対して47.3%でした。
州レベルでの合法化は行動に影響を与えたようだ。合法化後、マリファナの使用は一般人口では控えめながらも5.4%、がん生存者では4.1%増加した。
著者らは、マリファナが患者と医療従事者の間で広く受け入れられつつある一方で、臨床ガイドラインは依然として限られていると指摘している。
「残念ながら、大麻の臨床使用に関する適切なガイドラインは依然として不足しており、多くの臨床医はがんサバイバーに適切なアドバイスを提供するための十分な準備ができていないと感じています」と研究は述べている。
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