現代の品種はより大きく生産性の高いトリコームを持つ

anandamide.green投稿者:

サザンクロス大学(オーストラリア)の研究者らが発表した研究では、現代の大麻作物と在来種を比較し、前者はより大きな腺毛を発達させ、分泌細胞が多く、代謝活動が活発で、カンナビノイドとテルペンの含有量が高いという特徴があると結論付けています。

腺毛は、大麻草に含まれる主要化合物が合成・貯蔵される「工場」です。10年以上にわたり、科学文献では、フィトカンナビノイドと芳香プロファイルの生成における腺毛の中心的な役割が記述されてきましたが、現代の栽培品種と伝統的な系統の体系的な比較は限られていました。Plant  and Cell Physiology誌 に 掲載された新たな研究は、まさにそのような比較を提供し、これらの微生物の形態と生化学に焦点を当てています。

研究チームは、現代の高THCまたは高CBD栽培品種を 在来種と比較して分析したところ、現代の品種はより大きな毛状突起とより発達した分泌盤を持ち、それがTHCA/CBDAおよびテルペンの濃度の高さと相関していることが分かりました。 

実験室の枠を超え、この発見は、数十年にわたる効力重視の商業的選抜によって、より大きなサイズ、より多くの分泌細胞、そして最適化された生化学的機構を持つ特定のトリコーム形質が優遇されてきたことを示唆しています。これは、トリコームの生産性に関連するマーカーを用いた遺伝的改良やバイオテクノロジーに実用的な意味合いを持ちます。また、収量と官能特性のバランスを、使用におけるリスクを増大させることなくどのように実現するかという問題も提起します。

本研究は、限られた品種と管理された条件を対象としているため、大麻の多様性を完全に捉えることを目的としていません。しかしながら、代謝産物生産におけるトリコームの重要性を示した先行研究と整合しており、再現性を高める補完的な公開データを提供しています。全体として、本研究は、トリコーム代謝の最適化が最終製品の品質向上への直接的な道筋であるという考えを裏付けています。

Reference : Variedades modernas tienen tricomas más grandes y productivos
https://canamo.net/noticias/mundo/variedades-modernas-tienen-tricomas-mas-grandes-y-productivos

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